研究課程部における教育の理念は、国立看護大学校の教育理念である「ヒューマンケア」の精神のもと、人間の健康を多面的に捉え、科学的・論理的思考力を涵養し、 政策医療看護学の基盤となるエビデンスを研究を通じて探求し、効果的・効率的看護のあり方を見出す能力を培い、人々の健康と生活の質向上に貢献することです。
健康に関する要因を多面的に捉え、分析・考察できる能力を習得させ、効果的・効率的な看護方法を開発するとともに、科学的根拠を見出し、活用する能力を育成します。 こうした能力を通じて、政策医療の場における看護の質を高め、効果的・効率的看護の展開を研究し、指導・教育する人材を育成します。具体的には、国立高度専門医療研究センター等の 政策医療の中核を担う医療機関において、政策医療臨床看護及びその研究の指導的役割を担う看護職、国立看護大学校など中核的政策医療看護師養成施設において教育・研究を行う教員、 国際医療協力における看護教育と研究の指導者を育成します。
研究課程部は、平成17年に開設しました。政策医療看護学の推進という、他の看護系大学院にはない特徴と役割を担っています。学生は入学時に7つの専門分野から1分野を専攻し、
必要な専門知識や研究方法を習得しつつ、政策医療看護学に関する研究論文(修士論文)を作成します。本研究課程部では、研究実績ならびに教育経験豊富な教員が学生を担当し、
研究論文の作成方法のみならず、研究成果の効果的な発表方法の習得にも重点をおいた手厚い指導体制が特徴です。課程修了後は、国際医療協力や国立高度専門医療研究センター等において
指導的役割を担う看護職、あるいは政策医療分野における看護教育および看護研究の指導者になることが期待されています。
政策医療看護学の在り方を理解するとともに、看護の専門性・独自性・自立性の自覚、科学的・論理的思考力と研究能力を習得し、学生の臨床看護能力を科学的根拠に基づく 効果的・効率的看護が提供できる水準に高めます。
災害時の緊急医療援助や発展途上国への看護技術移転などの国際協力における指導的能力を持つ人材を育成するため、国際看護学術交流、国際的共同研究を始め、海外の看護系大学と 大学間交流を積極的に行います。臨床での看護技術指導に加えて、看護教育プログラムの開発や看護制度の研究まで担える人材の育成を目指します。
国立高度専門医療研究センターなどにおける看護師長などの管理的業務を行うには、臨床看護分野の看護能力のみならず、組織全体を視野に置いた指導・助言ができる
看護管理・看護情報分野の教育・研究能力が求められており、これらの能力についても育成を目指します。
いくつかの専門看護分野については、実務経験、知識、技能および本学における授業科目の修得状況等、学生の個別的な能力・状況を踏まえて、個別申請によるCNS認定審査を 受験できるように支援するプログラムがあります。なお、平成24年度は開講しません。