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地域生活とケア「医療機器とともに生活する人を理解する」演習をしました

更新日:2016年8月22日

国立看護大学校 Pick Up

在宅看護学「地域生活とケア」(3年生)授業レポート 

医療機器とともに生活する人々を理解しよう!

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 平成28年7月、本学看護学部3年生対象の「地域生活とケア」の授業で、人工呼吸器や酸素濃縮器・携帯酸素ボンベなど、在宅療養で使用する医療機器に関する講義および演習を、医療機器関連会社の方々のご協力のもと、実施しました。

 

<非侵襲的陽圧換気療法> 

 気管内挿管をせず、マスクの装着により人工呼吸器を使用し、呼吸の安定を図る方法です。日常生活に制限が少ない方法として広まっています。学生は、胸腹部にバンドを巻き、十分呼吸(換気)ができない状態にして、人工呼吸器を装着する体験をしました。


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<在宅酸素療法> 

 在宅生活を可能にする酸素療法として、携帯酸素ボンベと室内では酸素濃縮器が多く用いられます。学生は、携帯酸素ボンベをひきながら校内を歩行したり、階段を昇降してみました。また、酸素濃縮器から長く延ばした鼻腔カニューレを装着したまま、在宅看護実習室内で、入浴などの日常生活を体験しました。

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<学生の学び>

  • 医療機器の装着により、療養者が「自分は何ができなくなったのか」ではなく、「何ができるようになるのか」という前向きな気持ちを療養者から引き出すことが大切である。
  • 医療機器の使用方法や注意点、トラブル発生時の対処方法等を療養者と家族に分かりやすく丁寧に説明し、理解してもらうことが重要である。
  • 在宅で医療機器を取り扱うことは療養者や家族にとっては緊張と不安が大きいため、安全に安心して生活できるよう寄り添った看護をしたい。

在宅看護学講座

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