令和5年度の研修実施報告
更新日:2024年3月18日
令和4年度 研修一覧 | |
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保健師助産師看護師実習指導者講習会 | 令和5年9月13日(水)~ 9月27日(水) 10月11日(水)~10月24日(火) 11月6日(月)~11月17日(金) |
人と社会保障制度 -医療者の視点、患者の視点、行政の視点から考えてみた- |
令和5年7月25日(火)9時30分~16時20分 |
看護とセクシュアリティ -性の健康と権利を理解し促進する- |
令和5年8月31日(木)9時30分~15時20分 |
臨床推論を看護に活かそう | 令和5年9月12日(火)10時~13時10分 |
看護における倫理的課題と解決の方法 | 令和5年9月15日(金)9時30分~16時15分 |
院内教育(全3回) | 第1回目 令和5年9月21日(木)9時30分~16時 第2回目 令和5年9月22日(金)9時30分~16時 第3回目 令和5年9月28日(木)9時30分~16時 |
周産期医療における感染対策 ~病棟の職業感染と院内感染への対策~ |
令和5年11月1日(水)9時30分~14時20分 |
看護場面の再構成に基づく コミュニケーション・スキルの開発 ー援助技法としてのプロセスレコードの活用 |
令和6年2月16日(金)9時30分~15時00分 |
重症心身障害児者をとりまく現状と今後の展望 | 令和6年2月21日(水)9時40分~16時20分 |
認知症高齢者のアセスメント ※認知症ケア加算対象外 |
令和6年2月28日(水)9時45分~16時 |
保健師助産師看護師実習指導者講習会
講習期間
1クール:令和5年 9月13日(水)~ 9月27日(水)
2クール:令和5年10月11日(水)~10月24日(火)
3クール:令和5年11月 6日(月)~11月17日(金)
修了生
54名(NC:38名、ハ病:2名、NHO:14名)
講師名
学内教員他
目的
看護基礎教育における実習の意義及び実習指導者としての役割を理解し、効果的な実習指導ができるよう、
必要な知識・技術を習得する。
講習科目
基礎分野4単位
教育原理1単位 教育方法1単位 教育心理1単位 教育評価1単位
専門分野6単位
看護論1単位 看護教育課程論1単位 実習指導方法論(評価を含む)2単位
実習指導方法演習2単位
講習会で学べたこと、気付いたこと
- 全研修期間で多様な講義を受け教育について考察してきたが、学生をよく理解し、学生の特性に応じた支援を提供するという実習指導者の役割と指導の具体的な方法について学ぶことができた。これまでの自己の指導観を見直し、学生へ指導した量ではなくどれだけ密に関わったか、支援をしたかという過程が重要であるということが分かった。
- 今回の講習会を通し、実習指導者としての知識や技術を学んだのはもちろんのこと、新人や後輩育成に活かすことができる教育観を持つ第一歩を踏み出すことができた。教育は人間同士のやりとりである。学習者が指導者に対して悪い印象を持っていると、効果的な学習とならないことがあるとの話が印象的であった。一人の人間として、好印象を持たれること、尊敬され、ロールモデルとなる人間になれるよう、自身を客観的に見つめなおし、行動を変えていきたい。
- 限られた看護学実習期間の中で学生が考え、体験し、実習目標を達成するために実習指導者としてするべきことは膨大にあることが今回の実習指導者講習に参加し学ぶことができました。それは学生の発達課題を知ることから始まり、近年の成人の傾向を理解すること、評価の方法と各領域別看護の特徴やその目的など短い時間ではありましたが素晴らしい学びになりました。
- オンラインだからこそ各地の多様な施設からの受講者と長時間の交流の時間を持つことができたと思う。 研修期間中、ディスカッションの時間を多く確保していただいたことで、グループメンバーと多くの意見交換ができ、学びを深めることができた。今後も研修で得たメンバーとの繋がり・交流を大切にしていきたい。
- 実習という緊張する場で学生が本来の力を発揮できるよう、教員の方とも協力して環境づくりをおこなっていきたいと思いました。学生を知ろうとすること、相手の立場に立ち寄り添い一緒に考えていくこと、強みを見出し看護に活かせるように導いていくこと、それが出来る位置にいるのが実習指導者であると考えます。看護の喜びや楽しさが感じられるように関り、またロールモデルとして自分自身も自己の看護観と人間性を磨いていきたいと思いました。
自己評価
※なお、保健師助産師看護師実習指導者講習会の実施については、令和5年度 国立看護大学校 研修部 保健師助産師看護師実習指導者講習会を開催しましたもご参照ください。
人と社会保障制度
-医療者の視点、患者の視点、行政の視点から考えてみた-
講師
川上 一郎(国立看護大学校 前教授)
研修目的
社会保障制度について、その背景も含めた知識を得て、今後に実践に活かす
研修方法
同時双方向型
研修実施日時
令和5年7月25日(火) 9:30~15:20
受講者数 受講施設数
30名 16施設
今回の研修についての意見や感想
- 社会保障制度は知っていることも大切ですが、医療者としては患者さんたちにつなげるタイミングなどどのようにつなげるか、患者さんにつなげるために医療者同士や病院と地域、行政がつながることもとても大切なことだと感じました。また、つながるときは一歩下がって俯瞰的に自分、患者さんを一度見て、相手の知識、自分の知識をうまくつなげることも必要なことなのだと改めて思いました。制度の勉強でしたが結局は「人」と「人」、この研修のタイトルの意味がよくわかりました。
- 講義では社会保障の基礎を学ぶことができました。グループワークでは現場で活躍する方々の事例から幅広い分野の学びがあり、視野を広く持つことで患者さんの退院支援につながることを改めて感じました。学びを生かしていきたいと思います。
- 他施設の方々と話をして同じケースで悩んでいることを知りたくさん共感できた。これから先の日本はますます少子高齢化が進み、社会保障制度の在り方も変わってくると思うので、その都度時代に合った知識をアップデートして求められている医療を提供することができるよう励んでいきたい。
- 講義では社会保障の基礎を学ぶことができました。グループワークではそれぞれの場で活躍するみなさんの社会保障を利用した経験から学びを得ることができました。社会保障の現状についてや自分たちがすべきことを改めて振り返る機会となりました。
看護とセクシュアリティ
-性の健康と権利を理解し促進する-
講師
藤澤 雄太(国立看護大学校 成人看護学 講師)
研修目的
患者および看護師が有する医療現場におけるセクシュアリティに関する問題を理解し、問題解決に向けた視点を獲得すること
研修方法
同時双方向型
研修実施日時
令和5年8月31日(木) 9:30~15:20
受講者数 受講施設数
10名 6施設
今回の研修についての意見や感想
- 今回の研修に参加しなければ考える機会の無かった様々な視点を知る事ができました。偏見を無くすためには、まず自分自身が見えてない問題への感度を高めて、普段のコミュニケーションや意識の変容を行なっていかなければいけないと思いました。今回学ぶ事ができた視点を今後に活かしていくことができればと思います。
-
臨床では課題・話題にはなるものの、なかなか具体的に深く検討されない項目であるため、貴重な機会となりました。対応についても考えることができ、今後に活かせると思います。ほかの施設の取り組みや、社会全般の理解について、今後も機会を見つけて知識を得て自施設の取り組みに活かしたいと思っています。
- 今までメディアなどでは最近よく言われているのですが、接点がなかったため意識していませんでした。研修内で対象者との信頼関係の構築から思いの表出を促し、できるだけ生き辛くないような援助ができればと思います。小学校入学前と低学年を足すと7割強の方が性に対する違和感を感じておられ、ずっと長い間生活されているのだとわかり少しでも支援できればと思いました。偏見なく正確に対象者を理解することは難しいのですが、自分の行動や言葉を振り返り取り組んでいきたいです。
- 性教育の時間が海外に比べてとても少ないことを知りました。LGBTQという概念や言葉は、自分が学生時代にはなかった。セクシュアリティに関して悩みのある患者への対応や支援者としてかかわっていく姿勢に必要なことを学ぶことができてよかった。
臨床推論を看護に活かそう
講師
〇清水 陽一(国立看護大学校 成人看護学 講師 )
杉山 文乃(国立看護大学校 成人看護学 准教授)
藤澤 雄太(国立看護大学校 成人看護学 講師 )
梅田 亜矢(国立看護大学校 成人看護学 講師 )
長岡 波子(国立看護大学校 成人看護学 助教 )
研修目的
入職後半年が経過し、臨床での独り立ち、夜勤開始など一人で判断が求められる時期でもあり、より一層看護師としての責務を実感し、様々な悩みや不安を抱えている時期でもある。
そこで、患者の症状・徴候から、患者さんに起きている病態を的確に把握して、よりよい医療、ケアの提供につなげるための知識・技術・態度を再確認し、臨床看護実践能力の向上を目指す。
研修方法
同時双方向型
研修実施日時
令和5年9月12日(火) 10:00~13:10
受講者数 受講施設数
14名 8施設
今回の研修についての意見や感想
- 普段かかわることのない同じ看護師1年目の皆さんと、悩みや思いを共有することができ、自身の課題解決につながりました。同じような思いをしている仲間がたくさんいることや、自分では気づけなかったことに気づくことのできた研修になりました。患者さんにとって必要なデバイスを外すときはなかなか判断が難しいと感じていたので、外すと置きもつける時も必要なスキルや自分に今不足していることが、研修を通してよく理解できました。本日の学びを今後に活かしていきます。
- 臨床推論のパートでは、自身でも知識・経験ともに身に着けたい部分であった心電図についてを今回のテーマとして起用していただきました。事前に資料をご提供いただき、今までの自分の知識を確認できる時間も自分で作ることができ、加えて今回の講義で知識の生かし方を6つのスキルとして学ぶことができました。自分が今どこまでのスキルがあるのか、どのような部分をこれから身に付けるべきなのか理解することができました。セルフ・コンパッションのパートでは、今まで失敗などで体調に出るほど落ち込むことも多かったのですが、これからは今日の体験した方法を試していこうと思いました。
- 臨床推論の基本をスキルごとに分けて必要なステップを理解することができたため、心電図に限らずこの先勉強していくときには、これにそって進めて知識を深めていきたいと思いました。1年目はつらい時期とどこでも聞きますが、セルフコンパッションを大切に乗り越えようと思います。
看護における倫理的課題と解決の方法
講師
来生 奈巳子(国立看護大学校 小児看護学 教授)
遠藤 数江 (国立看護大学校 小児看護学 准教授)
梅田 亜矢 (国立看護大学校 成人看護学 講師)
野村 智実 (国立看護大学校 小児看護学 助教)
研修目的
3つの倫理的考え方(原則の倫理・ケアの倫理・ナラティブ倫理)について、その基盤となる哲学・思想と照らし合わせながら学び、人々の価値観が形成される背景を理解し、価値の対立がある場合の倫理的合意形成の方法を学ぶ。
研修方法
同時双方向型
研修実施日時
令和5年9月15日(金) 9:30~16:15
受講者数 受講施設数
60名 29施設
今回の研修についての意見や感想
- 他施設の状況について話を聞くことができたので、参考になりました。倫理カンファレンスというととても難しく考えがちですが、通常業務のなかで感じたことをカンファレンスではなくとも相談したりしていることにも気づき、今実施していることを今回勉強した倫理などを踏まえて開催していけるように努めていきたいと思います。学びになることが多く、参加してよかったです。
- 倫理的考え方は難しいし、正解がないところにモヤモヤを感じるが、今日の研修で、改めて正解を求めず、色々な視点で考える、意見を言い合える、相手の意見を受け止めて自分の意見も発信することを積み重ねていくことが倫理的視点で物事を考える上で大切なことだと感じることができた。いつもはすっきりしないなぁと感じてしまっていた倫理の研修が、今日はすっきりしています。
- 当院では倫理原則を照らし合わせて倫理的な問題を抽出、分析することを推奨していますが、臨床現場で生じている多様な倫理的な問題をみると、それだけでは対応しきれないものがあると感じていました。本日の研修を受けて、原則の倫理の限界を知り腑に落ちました。倫理カンファレンスについても4分割表の活用を推奨しすぎて、開催のハードルをあげてしまっていたことに気づきました。まずは、気軽に倫理的なテーマで話すところから始めることを提案していきたいと思います。
院内教育(3日間)
※全日参加可能な方(一部のみの受講はできません)
講師
亀岡 智美 (国立看護大学校 看護教育学 教授)
上國料 美香(国立看護大学校 看護教育学 准教授)
研修目的
院内教育プログラムの展開に必要な基本的知識を学び、その企画運営に携わる者としての自己の課題を明確化する。
研修方法
同時双方向型
研修実施日時
(1日目)令和5年9月21日(木) 9:30~16:00
(2日目)令和5年9月22日(金) 9:30~16:00
(3日目)令和5年9月28日(木) 9:30~16:00
受講者数 受講施設数
36名 29施設
今回の研修についての意見や感想
- 今まで看護部で教育研修の企画を立てていたが、それは基礎を十分に学ばずにまねていた程度だったと分かった。現場では、今回のような研修目標を たくさん立てることができていないが、わかって立てていないのと、わからずに立てていないことでは大きく違う。学んだことが表現できるように研修計画書も記載していきたいと思う。
- 研修計画立案にあたり、目的・目標が一番大切であることが理解できた。目標設定を行うにあたり、3領域を利用し、具体的な言語化することが難しかった。内容をすぐに考えてしまうのですが、そうではなく、必ず目的目標を立案してから次に進むことが大切だと学んだ。学習者が主語であることを忘れずに、今後も教育にかかわっていきたい。
- 教育委員として活動するにあたり必要な知識や方法を学ぶことができた。演習でのグループワークは計画書の立て方を学ぶと共に他施設の方との意見交換から気づきや参考にできるよう内容も多々あり、自施設の研修で活かしていきたい。
- 院内研修は、社会人学習であり、自己学習を促すものだとわかりました。専門職業人として学習意欲が低いことが気になっていましたが、職員を信じ、研修企画をしていきたいと思いました。
- 企画書を作成するのには、文献検索し考え、大変に時間がかかることだと思った。昨年と同様に行っている研修について目的目標を見直していきたい。
周産期医療における感染対策
~病棟の職業感染と院内感染への対策~
講師
渡邊 香 (国立看護大学校 母性看護学・助産学 准教授)
日置 智華子(国立看護大学校 母性看護学・助産学 准教授)
戸津 有美子(国立看護大学校 母性看護学・助産学 助教)
丸杉 伊世梨(国立看護大学校 母性看護学・助産学 助教)
研修目的
周産期医療に従事する看護職が自身と対象者の安全と健康を守り維持するために職業感染や院内感染および対策について理解する。
研修方法
同時双方向型
研修実施日時
令和5年11月1日(水) 9:30~14:20
受講者数 受講施設数
14名 10施設
今回の研修についての意見や感想
- 様々な研究の結果など提示してあり、具体的でとても考えやすかった。沐浴前の新生児の取り扱いについて、手袋やエプロンなど特になく抱っこやケアにあたっていたため、他の病棟スタッフと感染予防について考え取り組んでいきたいと思った。
- 病棟全体で何気なく行っていたことが感染リスクを高めてしまうことだったり、分かってはいても忙しい中だと対策を怠ってしまっていたことがあり、その危険性について再認識できました。グループワークで他病院の感染対策を聞いて、自分の病院でもすぐに取り入れられそうなこともあり、とても参考になりました。貴重な機会をいただけて、大変感謝しております。ありがとうございました。
- 改めて周産期領域の感染暴露の機会の多さを認識することが出来た。自部署の取り組みを振り返る機会となった。今後病棟で伝達し、現在の取り組みで継続していく必要がある部分、改善補足する部分をスタッフと考えたいと思う。
看護場面の再構成に基づくコミュニケーションスキルの開発
-援助技法としてのプロセスレコードの活用
講師
森 真喜子 (国立看護大学校 精神看護学 教授)
松浦 佳代 (国立看護大学校 精神看護学 講師)
新田 真由美(国立看護大学校 精神看護学 助教)
柳堀 唯 (国立国際医療研究センター国府台病院・臨床教員)
坂本 七海 (国立精神・神経医療研究センター病院・臨床教員)
研修目的
医療観察法病棟での看護場面における対象理解を深め、有効な看護実践につなげるためのプロセスレコードの活用方法とその背景にある対人関係論の学習を通じて、医療観察法病棟で活用し得るコミュニケーション・スキルを開発する。
研修方法
同時双方向型
研修実施日時
令和6年2月16日(水) 9:30~15:00
受講者数 受講施設数
33名 14施設
今回の研修についての意見や感想
- 本日、森先生の研修を受講することができ、本当に良かったです。教育や実習指導、スタッフとのコミュニケーションやリフレクションの際に注意しなければならない視点を多く学び、反省することも多くありました。多岐に渡り本日の学びを活かして参りたいと思います。
- 再構成のグループワークを通して、感情や行き詰まっていること、自分のコミュニケーションについて考え、ひもとくことが出来ました。今後の対人関係において行き詰まった際などに活用していきたいと考えております。そして研修全体では、事前の説明や課題をご丁寧に案内いただき安心して望むことが出来ました。当日もファシリテーターの進行を元にグループワークを行うことができ、聞くだけでなく質問するなど発言を通して理解を深めることができ、研修受講での学び、満足を得ることが出来ました。貴重な研修の機会をありがとうございました。
- グループワーク前にグループ理論と療法的因子の講義をしていただいたことで、グループワークがとても有意義なものとなりました。これまでコミュニケーションについて興味を持つと同時に難しさを感じていましたが、今回の研修を通じてスキルの部分にばかり着目するのではなく、まず自分自身の傾向や感情に目を向けてみることで深められたものが多く、改めてコミュニケーションの面白さを感じることができました。
- 再構成を自分で行った際も振り返りになったと思いましたが、他の人から質問されてそれに答えることで、さらに自分の感情に気づくことができました。看護師はプロとして、自分の感情は出さないもの、という認識でしたが、今回の研修を受けて、湧き上がる感情と向き合いそれをどのように患者さんやスタッフにフィードバックしていくかということを繰り返し行うことで他者理解や自己理解につながると思いました。貴重な経験となりました。ありがとうございました。
重症心身障害児者をとりまく現状と今後の展望
講師
来生 奈巳子(国立看護大学校 小児看護学 教授)
遠藤 数江 (国立看護大学校 小児看護学 准教授)
野村 智実 (国立看護大学校 小児看護学 助教)
特別講師
曽根 直樹 (日本社会事業大学 専門職大学院 教授/日本障害者虐待防止学会 副理事長・事務局長)
研修目的
重症心身障害児者とその家族をとりまく現状と課題、直面している状況を理解し、重症心身障害児者とその家族への看護を検討する。
研修方法
同時双方向型
研修実施日時
令和6年2月21日(水) 9:40~16:20
受講者数 受講施設数
54名 27施設
今回の研修についての意見や感想
- 自部署で感じている苦悩や葛藤など、他の多くの医療現場でも似ている問題があり、それを解決するための対策を考案しており自部署のみでは発見できなかった解決策などを聞くことができた。自分自身の見聞を広めるための非常に良い機会になった。
- 他施設でも自施設と同様の課題、悩みがあることを共有でき、他施設での取り組みを知る良い機会となりました。講義でも日本における現状、自分が当たり前に考えていたことが実は虐待につながってしまう恐れがあることを気づくことができました。自分の周囲へも今回学んだ事を発信、共有し病棟・病院全体で考える、意識を変えることができれば患者さんにも私たち医療者にも利点が生まれるということを考える機会となりました。グループワークでも良い意見交換ができました。ありがとうございました。
- 自分の病院だけが、身体拘束に向けて頑張って、いろいろ悩んでいると思っていたが、他の施設や病院の人の話を聞いて、みんな同じように悩んで頑張っているのを聞いて安心しました。これからも患者さんのために、身体拘束がなくせるように、虐待が行われないように努めていきたいと思いました。研修、ありがとうございました!
- 個人の思いや取り組みを共有できたことで拘束解除に向けてのモチベーションが上がりました。先生方の貴重なご講義を振り返りながら、学びを活かしていきます。
認知症高齢者のアセスメント
講師
大竹 恵理子 (国立看護大学校 老年看護学 准教授)
綿貫 成明 (国立看護大学校 老年看護学 教授)
野中 千春 (国立看護大学校 老年看護学/成人看護学 講師)
古川 彩子 (国立看護大学校 老年看護学 助教)
研修目的
認知症および高齢者看護に関する基本的知識をもとに認知症高齢者のアセスメント方法について理解を深めることを目的とする。
研修方法
同時双方向型
研修実施日時
令和6年2月28日(水) 9:45~16:00
受講者数 受講施設数
36名 15施設
今回の研修についての意見や感想
- とても勉強になりました。認知症高齢者の看護は、加齢に加えて認知症状が現れたり、その症状の種類や起こるタイミングなども複雑で難しく感じていましたが、不快なこと、不安なことを軽減したり取り除くことでBPSDを防ぐことができると学ぶことができました。グループワークでは、他のグループの考えや意見がわかり、よりたくさんのアセスメントの視点なども知ることができました。
- 事例を見える化しディスカッションすると、現状の分析や介入方法を検討しやすいのだと実感することができました。講義で認知症について学ぶ途中、患者さんたちの顔がたくさん浮かんできました。臨床ではその日その時の対応で精いっぱいになってしまいがちですが、今日のようにその人について振り返る機会を設けられるようにしたいです。
- 事例分析アセスメントシートを用いて、情報を整理することで、顕在している症状や問題点が見える化し、ケアへのアセスメントの方向性がわかり、とても良かったです。自施設においても、認知症ケアカンファレンス時に活用させて頂きたいと思いました。ありがとうございました。