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図書館長、倫理学領域・教授 小島優子先生が、第40回日本看護歴史学会学術集会において学会優秀賞を受賞されました。
更新日:2026年8月14日
本学図書館長、倫理学領域・教授 小島優子先生が、2026年8月9日に開催されました第40回日本看護歴史学会学術集会において、最も優れた研究発表である「研究発表学会優秀賞」を受賞されました。日本看護歴史学会は、広く看護の歴史を探究すること、そのための人的、知的交流を図ることを目的として設立された学会です。本賞は、看護歴史研究の活性化を目的として第38回学術集会より制定された賞です。■受賞演題名
占領期の看護改革--国立東京第一病院附属高等看護学院を中心に
■受賞にあたってのコメント
『国立看護大学校25周年記念誌』(2026年3月発行)に国立東京第一病院(現・国立国際医療センター)附属高等看護学院の歴史を「蒼穹会の軌跡」にまとめました。また図書館長として企画に携わりました図書館企画展示「戦後の看護教育の変遷―国立看護大学校所蔵の貴重書をたどる」(2025年8月~2026年8月)を契機として研究を進め、「占領期の看護改革--国立東京第一病院附属高等看護学院を中心に」を研究発表いたしました。
国立国会図書館憲政資料室のGHQ/SCAP文書を一次資料として、国立東京第一病院附属高等看護学院の1948年5月15日のモデルスクール指定は、国立東京第一病院のモデル病院構想と密接に関わっていたことを明らかにしました。また、GHQ看護課による指導が、現任看護婦の再教育から学生教育、看護管理体制の改革、実習病院の環境整備に至るまで多層的に展開し、占領末期まで継続したことを示しました。
モデル病院構想とモデルスクール指定は、民主主義の理念のもと、近代的な病院管理体制の構築と看護婦の労働条件の改善を含む改革として推進されました。その歴史的過程を明らかにすることは、今日の病院管理体制や看護教育の成立過程を考えるうえでも重要な意義をもつと考えています。