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修了生 OB・OGインタビュー

更新日:2020年4月1日

 

研究を通して自分自身の看護を振り返ることができました

 本学の2 期生として学び、卒業後は神経内科など長期療養を行う患者さんやご家族と多く関わってきました。そのような方々の療養生活をより豊かにするための看護がしたいという思いから、研究課程部への進学を決めました。前期課程では、病院勤務を続けながら栃木県から通学し体力的な負担はありましたが、尊敬する先生方の下、通いなれた校舎で再び学べる安心感がありました。後期課程まで継続して取り組む中では、これまで曖昧にしていた疑問や課題を言葉にして周囲の人々に説明し、問題解決に向け研究成果を積み重ねていくことの重要性を学ぶことができました。さらに、自分自身の看護についても見つめ直し、卒業後はより地域に密着した看護を目指し訪問看護師として働くことを決めました。今後は、地域での看護実践を行うとともに研究活動も継続していきたいと考えています。

先駆的臨床看護学 長寿看護学分野 後期課程 2019年3月修了
河田 美那子

 

看護専門職として、発信する力を身に付けられる場所

 私は修士課程を修了した後、看護の職能団体に就職しました。看護の素晴らしさと無限の可能性を臨床現場で感じてきましたが、それを看護職以外に伝えることは、とても難しいことでした。加えて、看護職の声を国に届け、政策提言を行うためには、誰もが納得する根拠に基づいたデータを示す必要があると痛感しました。そのため、研究課程部後期課程への進学を決めました。
 大学院では、根拠に基づくデータを生み出すための研究技法の基礎を学びました。更には看護に限らず様々な先生方の講義を受け、多種多様な経験を持つ同志と出会い、たくさんの刺激を受け知見を広げました。3年間の学生生活により、目まぐるしく変化する保健・医療・福祉の未来を見据え、看護職の1人として考え、自分の言葉で発信する力を身につけることが出来ました。

先駆的臨床看護学 成人看護学分野 後期課程 2020年3月修了
矢澤 祐貴

 

自律的に学習することの重要性を学びました

 私は病院に勤務し、新人看護師への指導を担当していました。指導にやりがいを感じる一方、適切に指導できているか自信を持てないこともありました。自らの学習の必要性を感じ、研究課程部への進学を決めました。研究課程部の授業は、学生が自ら学んだことを発表し、教員を交えた討論の形式によって進められます。そのため自らが課題の内容を深く理解すること、さらに学習した内容を要点を絞り授業参加者に伝えることを必要とされました。このような授業は、私にとって非常に難しいものでした。しかし、様々な文献を用い納得するまで調べたことにより、授業の内容を理解できるようになりました。入学前には想像していなかったほど多くのことが学べ、研究課程部における経験は私にとって大変有意義なものでした。現在、看護に疑問が生じたときには文献をもとに解決の糸口を見つけられるようになりました。これからも先人の研究から得られた知識を周囲の看護師と共有し、看護実践・教育に活かしていきたいと考えています。

看護教育学分野 前期課程 2019年3月修了
藤岡 亜未