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令和4年度の研修実施報告

更新日:2023年3月8日

令和4年度 研修一覧
保健師助産師看護師実習指導者講習会 令和4年9月14日(水)~ 9月29日(木)
       10月12日(水)~10月25日(火)
       11月7日(月)~11月18日(金)
患者の生活習慣改善を支援する
コミュニケーション技法と行動変容理論(入門編)
令和4年8月25日(水)9時10分~16時
人と社会保障制度
‐医療者の視点、患者の視点、行政の 視点から考えてみた‐
令和4年9月 8日(木)9時30分~15時10分
院内教育 第1回目
令和4年9月12日(月)9時30分~16時
第2回目
令和4年9月13日(火)9時30分~16時
第3回目
令和4年9月20日(火)9時30分~15時
看護における倫理的課題と解決の方法 令和4年9月16日(金)9時30分~16時15分
みんなで語ろう女性の健康!
~交代制勤務に伴う看護師・助産師のWell-being~
令和4年11月2日(水)9時30分~15時30分
お悩み解決!学生指導
~臨地実習における指導のポイントと感染対策~
令和5年1月25日(水)9時30分~16時20分
援助技法としてのプロセスレコード
‐看護場面の再構成によるコミュニケーション・スキルの開発
令和5年2月16日(木)9時30分~15時00分
重症心身障害児をとりまく現状と今後の展望 令和5年2月17日(金)9時40分~16時20分

保健師助産師実習指導者講習会

講習期間

1クール:令和4年 9月14日(水)~ 9月29日(木)10日間
2クール:令和4年10月12日(水)~10月25日(火)10日間
3クール:令和4年11月 7日(月)~11月18日(金)10日間

修了生

53名(NC:30名、ハ病:2名、NHO:21名)

講師名

学内教員 他

目的

看護基礎教育における実習の意義及び実習指導者としての役割を理解し、効果的な実習指導ができるよう、必要な知識・技術を習得する。

講習科目

基礎分野4単位
 教育原理1単位 教育方法1単位 教育心理1単位 教育評価1単位
専門分野6単位
 看護論1単位 看護教育課程論1単位 実習指導方法論(評価を含む)2単位
 実習指導方法演習2単位

講習会で学べたこと、気付いたこと

  • 今回の講習会で実習指導者として必要となる教育(方法・評価)の基礎的知識、看護学の独自性、看護理論、指導の対象となる学生等について学び、理解を深めることができました。それらの学びをもとに指導案作成で実際に検討し、患者の現象を教材とし学生に学ばせるためにどのような方法を用いるか、教材を最大限活かせるよう指導案を作成する必要があることを学べました。
  • 教育の在り方や学習者に対する知識や関り方など基本的な知識とともに、実習指導に携わる者としての必要な知識技術の習得に繋げることができたと考える。また、講師の方々だけではなくグループメンバーの看護観や価値観などを共有することで、自身の知見を深め視野を広げることができたと考える。
  • 様々な研修生とグループワークをしたり、交流をすることによって、色々な人の指導観・看護観に触れ、自分自身を見つめなおす契機となった。学生に伝えたいこと・学んでほしいことを言語化し、大切にしながらも、学生のレディネスや実習内容、状況によって、学習の優先度や段階性を考え、指導することが目的とならず、学生の実習目的・目標が達成できるようにすることを常に意識しておく必要がある。そして、そのためには自分自身の考えを言語化する力、日々の看護実践能力、学生のこまかな変化に気づく力を磨いていく必要がある。
  • 学生指導や教育を行う際に必要な知識や思考について学ぶことができました。また、自身の看護観を振り返り、その思いを共有し指導案の作成に取り組むことができました。指導案の作成の過程では、学生のレディネスを踏まえ指導内容を考える必要があることや、学生自身の気づきを大切にして、ポジティブなフィードバックを行えるような関わりを行っていくことを学ぶことができました。
  • 時代背景とともに、対象者の考え方や教育の方針などが違い、学生だけでなく患者を理解するために必要な教育背景を知ること、対象者の理解を深める方法を学ぶことができた。また演習では、様々な施設の事例や実態を知り、症例を通して学びを深めることや指導者としての在り方、考え方を共有し良い学びの機会となった。今後は今回学んだことを活かして、学生や後輩指導に取り組んでいきたいと思う。各領域の発表でもあったように、対象者を理解し、学びを促進させる発問、関わりができるよう自分の指導スキルを高めていきたいと考える。
  • オンラインで受講するのは初めてだったが、オンライン上でもグループワークを行ったり、一つの成果物を作り上げることができることが分かった。また、オンラインだからこそ、沈黙が続くのを避けるため、活発な意見交換ができるのではないかとも思った。講習会では、様々な分野の講師の先生からご講義頂き、看護というものを改めて多角的な視点でみることができた気がする。そして、その中で学生指導というものを考えた時に、ロールモデルとなれるような存在になることや、学生と学びを共有し、実習目標を達成できるような指導をすること、患者とも目標達成できるように関わるといったことが大切だと学ぶことが出来た。この講習会で得た学びを、今後の学生指導だけではなく、後輩指導などにも活かしていきたいと考える。

自己評価

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 ※なお、保健師助産師看護師実習指導者講習会の実施については、令和4年度 国立看護大学校 研修部 保健師助産師看護師実習指導者講習会を開催しましたもご参照ください。

患者の生活習慣改善を支援するコミュニケーション技法と行動変容理論(入門編)

講師

藤澤 雄太 (国立看護大学校 成人看護学 講師)

研修目的

患者の生活習慣改善に効果的なコミュニケーション法や行動変容理論を理解し、実践することを目指す。

研修方法

同時双方向型

研修実施日時

令和4年 8月25日(木) 9:00~16:00

受講者数 受講施設数

19名 12施設

今回の研修についての意見や感想

  • 率直にとても楽しかったです。患者さんが「この人なら話を聞いてくる」と思ってくれることが、援助関係の構築の第一歩であり、今日学んだことはそのための技法のひとつだと感じました。NURSEの理論に似ているところを感じましたが、個人的には今日学んだ理論がとてもしっくりきました。部署に還元できるよう精進します。
  • コミュニュケーション技法と行動変容理論を学んで日々の患者さんとのコミュニュケーションの場面で役立てられるのではないかと感じた。例えば退院支援で退院指導に向けて看護師が必要だと考える内容と患者家族が考える内容にずれが生じるときがある。その時のずれを少しでもなくし家族が安心して退院できるように関われるようにしていきたい。
  • コミュニケーションと言ってもいろいろな考え方や、理論があることがわかり良かったです。今日学んだ事を少しでも深めていける様にしたいです。また、つぎは行動変容段階モデルの行動的介入も深めていきたいと思いました。まずは今日から正したい反射を減らす心がけをしていきたいと思います。
  • 日頃の自分のコミュニケーションの傾向が、決めつけが多かったと再確認しました。スピリットをおさらいしながら、相手とのズレがないように、聞き返しを恐れないで話を深めたいと思います。

人と社会保障制度‐医療者の視点、患者の視点、行政の視点から考えてみた‐

講師

川上 一郎  (国立看護大学校 保健行政学 教授)

研修目的

社会保障制度について、その背景も含めたな知識を得て、今後の実践に活かす。

研修方法

同時双方向型

研修実施日時

令和4年9月8日(木) 9:30~15:10

受講者数 受講施設数

21名 15施設

今回の研修についての意見や感想

  • 川上先生のお話は説明が非常に明確で、いろいろと例えてくださり、難しい内容であっても理解することができました。また、他病院のスタッフと疑問を共有することで多方から、疑問に臨むことができ、理解を深めることができました。本日の学びを自宅等で振り返り、さらに学びを深め今後の看護や業務に活かしていきたいです。
  • 社会保障制度は様々な種類があるのに、知らないと有効に利用できないと思いました。看護師として社会保障制度を知ることは、病院・病棟のことだけではなく、地域社会にもつながる重要な知識だと改めて感じました。高齢社会では地域とのつながりが重要なので、今後の看護に役立てたいと思います。講義ありがとうございました。

  • 社会保障については、看護学生の時に学んだ以来で、仕事を始めてからはMSWへ任せてしまうことが多かったのですが、今日学んだことを活かせるようにしたいです。病棟の看護師としては、患者さんに継続して必要なことを分かりやすくまとめて、訪問看護やケアマネージャーへ繋いでいけたらいいなと思いました。講義ありがとうございました。
  • グループディスカッションで他施設の方のお話が聞けて良かったです。自施設でも参考にしたい内容がたくさんありました。社会保険制度はとても細かくたくさんあります。すべてを把握するのは簡単なことではないと思いますが、患者さん対応時に必要な制度は何か、制度の案内、活用できるよう学習していきたいです。川上先生のお話や、最後のバルーンでワンちゃんが出来上がる、最中の話でまとまった感じで分かりやすかったし、楽しく参加できました。ありがとうございました。

院内教育

講師

亀岡 智美    (国立看護大学校 看護教育学 教授)
上國料 美香 (国立看護大学校 看護教育学 准教授)

研修目的

院内教育プログラムの展開に必要な基本的知識を学び、その企画運営に携わる者としての自己の課題を明確化する。

研修方法

オンデマンド(動画視聴と視聴後の課題の実施)+同時双方向型

研修実施日時

令和4年9月12日(月)(1回目) 9:30~16:00
     9月13日(火)(2回目) 9:30~16:00
       9月20日(火)(3回目) 9:30~15:00

受講者数 受講施設数

35名 26施設

今回の研修についての意見や感想

  • 事前に学習目標を明確にすることで、自分が何を学びたいのか考えながら聴講することができた。講義で学んだことをグループワークに活かすことができたので、とても達成感があった。グループワークでは、様々な意見を取り入れることができ、普段の自分では考えられないことも考えることができてよかった。他の教育委員にもこの研修をすすめたいと思った。
  • 講義だけでなく、グループワークもあることでより理解が深まったと思いました。グループワークメンバーも3日間同じメンバーだったので、徐々に交流も深まりお互いの考えや意見交換がしやすくなった。
  • 研修前はOJTへの結びつきについて漠然とした悩みがありました。研修後の振り返りを各部署へただ投げかけるだけでなく、研修企画者として研修そのものが受講者にとって「さらに学びたい、学んだことを活用していきたい」と思える内容を計画していきたいと思いました。そのためには、計画書作成の段階で、目的・目標をしっかり考えたり、看護単位の教育担当者にお願いしたいことを表記して伝達したり、受講者がどんなことを学んで今後取り組みをしていくのかを各部署で周知する方法を考えていきたいと思いました。行動に移していきたいと思います。
  • 他の研修生を意見交換し、悩みや考えを共有しながら、研修できたことは大きな財産となった。研修だけで終わるのではなく、今後、実際の現場の中で実践し、活用できるよう意識していきたい。

看護における倫理的課題と解決の方法

講師

来生 奈巳子 (国立看護大学校 小児看護学 教授)
遠藤 数江  (国立看護大学校 小児看護学 准教授) 
野村 智実  (国立看護大学校 小児看護学 助教)

研修目的

3つの倫理的考え方(原則の倫理・ケアの倫理・ナラティブ倫理)について、その基盤となる哲学・思想と照らし合わせながら学び、人々の価値観が形成される背景を理解し、価値の対立がある場合の倫理的合意形成の方法を学ぶ。

研修方法

オンデマンド(動画配信)+同時双方向型

研修実施日時

令和4年9月16日(金) 9:30~16:15

受講者数 受講施設数

53名 27施設

今回の研修についての意見や感想

  • 自分自身抑制カンファレンスでも安全面を考慮して抑制をすることが当たり前だと思ってしていたことを反省しました。今回の講義内容や制度をもとに価値の転換をしたいと思います。スタッフにも情報共有して価値の転換を広めて、抑制解除に向けて取り組んでいきたいです。講義ありがとうございました。今後1,2年目へ倫理に関する指導をしなければならないので、今回の講義を参考に伝えたいと思います。
  • 身体拘束は、虐待であることを再認識できた。また、グループワークを通じて想いの共有ができた。今後、病棟で今日の学びを共有し、患者中心のカンファレンスが行えるように働きかけていきたい。
  • 自分の倫理観にとても影響を受けた研修になりました。価値観という視点が欠けており、どちらかといえば功利主義や義務論の方を無意識にして考えてしまっていたのに気がつきました。他施設の方とのグループワークで、価値観を共有できて、新たな気持ちになり、看護実践の場や教育の場面で活かせると思います。今後もこのような研修に積極的に参加していきたいと思います。ありがとうございました。
  • 「医療者の日常は患者にとっての非日常」という言葉が印象的でした。病棟に戻って皆と共有したいと思います。また、グループワークの発表で、他グループが「身体拘束をしないことにモチベーション・プライドを持っていた」との内容に、希望を持つ形でファシリテートしていくことの必要性を感じました。

みんなで語ろう女性の健康!~交代制勤務に伴う看護師・助産師のWell-being~

講師

渡邊 香  (国立看護大学校 母性看護学・助産学 准教授)
日置 智華子(国立看護大学校 母性看護学・助産学 准教授)
戸津 有美子(国立看護大学校 母性看護学・助産学 助教)
丸杉 伊世梨(国立看護大学校 母性看護学・助産学 助教)

研修目的

交代制勤務に従事する看護職者が心身の健康状態を維持するため、成熟期および更年期の体調変化を理解する。

研修方法

同時双方向型

研修実施日時

令和4年11月2日(水) 9:30~15:30

受講者数 受講施設数

8名 8施設

今回の研修についての意見や感想

  • 女性のライフステージにおける様々な変化を学び直し、どのように付き合い、看護職者としてそうした変化と付き合いつつ働いていくことがよいのかを考えることができました。様々な職位の方々とお話できたことも貴重な体験でしたし、何よりそれぞれの施設で工夫されていることを知ることができて、自分が今後やるべきことなど具体的なイメージを持つことができました。今後に生かし、還元していきたいと思います。ありがとうございました。
  • 交代勤務をすることの影響はなんとなく知っているつもりでしたが、データなども踏まえた説明がわかりやすかったです。また、ディスカッションの時間が多くとってあってよかったです。
  • 様々な意見が聞けて参考になった。明日からなんでも声に出せる職場風土になるよう自ら声をかけて取り組んでいきたい。また、自身の健康管理についても立ち止まりながら見直していきたい。
  • 疲れやストレスを自覚しずらい状況にあって、今後の健康にも影響してしまうことを学んだ。職場で今回の学びを共有し、支え合いながら働きやすい職場作りを目指していこうと思う。

お悩み解決!学生指導~臨地実習における指導のポイントと感染対策~

講師

網中 眞由美 (国立看護大学校 基礎看護学 感染看護学 准教授)
森下 純子  (国立看護大学校 基礎看護学 講師)
茂田 玲子  (国立看護大学校 基礎看護学 助教)
田村 里佳  (国立看護大学校 基礎看護学 助教)

研修目的

実習指導を行う上での疑問や悩みを解消し、指導に関する知識や技術を高める。

研修方法

同時双方向型

研修実施日時

令和5年1月25日(水) 9:30~16:20

受講者数 受講施設数

46名 27施設

今回の研修についての意見や感想

  • 今回の研修をシリーズ化していただきたいと思いました。学生と関わる中で情勢の変更や新しい考え方などついていけない部分があるので学びの場としてまた研修を受けたいと感じました。
  • 院内の実習指導者会議を運営する側として、次年度同じ研修があれば是非勧めていきたい研修でした。
  • 当院のスタッフに是非参加をと勧めたい研修でした。研修での学びはとても大きく、今後に活かせる内容でした。学んだ知識や考え方を様々な場面で活かしていきたいと思います。また、講義だけではなく場面の紹介があったことや演習についての動画やスライドを用いた説明等、受講者によりわかりやすいような工夫も多くされていたので参考にさせていただきたいと思いました。
  • グループワークの中で、リフレクションをし、自分が今回の事例にどのように向き合っていたのか知ることができました。また、自分の思いを声に出すことで気持ちの整理ができ学びを深めることができました。様々な病棟で働かれている同じ実習指導者の話を聞き、困っていたり悩んでいるのは自分だけでないことを知ることが出来、気持ちが楽になりました。
  • コロナ禍での感染対策をしつつ実習指導に当たることは大変だが、お互いの感染リスクを考えながら、実習時間が短縮されてしまった学生へ学び多い実習を提供できるよう、伝えたいことはきちんと伝えていきたいと思えました。リフレクションでは、自分の看護観を見つめなおす機会にもなった。ロールモデルとなって、学生の今後の看護観へつなげられる指導ができたらと思います。

援助技法としてのプロセスレコード -看護場面の再構成によるコミュニケーション・スキルの開発

講師

森 真喜子    (国立看護大学校 精神看護学 教授) 
松浦 佳代    (国立看護大学校 精神看護学 助教) 
新田 真由美 (国立看護大学校 精神看護学 助教)
浅利 悠子  (国立精神・神経医療研究センター病院 臨床教員)

研修目的

医療観察法病棟での看護場面における対象理解を深め、有効な看護実践につなげるためのプロセスレコードの活用方法とその背景にある対人関係論の学習を通じて、医療観察法病棟で活用し得るコミュニケーション・スキルを開発する。

研修方法

オンデマンド(動画配信)+ 同時双方向型

研修実施日時

令和5年2月16日(木) 9:30~15:00

受講者数 受講施設数

9名 5施設

今回の研修についての意見や感想

  • 自身でプロセスレコードを記載するだけではなく、多方面より意見を頂くことで、自身の看護をしたときの気持ちや根拠のようなものを発見、理解することができました。今後の看護にぜひ活かしていきたいと思います。
  • 貴重な時間を過ごすことができました。事前準備の講義から始まり、本日の講義~再構成に至るまで新たな発見が沢山ありました。参加してよかったです。特に、再構成では、久しぶりに自分を振り返ることができたことや、同じ悩みを持っている仲間もいることがわかりました。
  • 普段、患者との関わりの中で他の看護師が何を思っているのか、また病棟でのカンファレンスを行う場面では、本当にこの話し合いに意味があるのか、他のスタッフは言いたいことが言えているのかなど感じることが多かったので、今回の研修を今後の看護や病棟での活動に活かしていきたいと思いました。
  • グループワークを通じて自分や他のメンバーがどのように考えてコミュニケーションをとっているのか知ることができよかった。コミュニケーション・スキルについて学ぶこともでき今後の患者とのコミュニケーションに活用していきたいと思った。
  • グループで再構成場面を丁寧に検討したことで、自分では感じなかったことについても気づけました。

重症心身障害児者をとりまく現状と今後の展望

講師

来生 奈巳子 (国立看護大学校 小児看護学 教授)
遠藤 数江  (国立看護大学校 小児看護学 准教授)
又村 あおい (一般社団法人 全国手をつなぐ育成会連合会 常務理事兼事務局長)

研修目的

重症心身障害児者とその家族をとりまく現状と課題、直面している状況を理解し、重症心身障害児者とその家族への看護を検討する。

研修方法

同時双方向型

研修実施日時

令和5年2月17日(金) 9:40~16:20

受講者数 受講施設数

51名 27施設

今回の研修についての意見や感想

  • 今回の研修を通して普段ケアをしている中で患者の意思決定への援助を忘れている自分がいたことに気づかされました。意思を伝えることができない患者ばかりでも、意思がない人はいないということを再度認識することができました。今回の研修を今後の業務、特に患者への関わり方に活かしていきたいと思います。
  • 今回の研修にて意思決定支援を考える際にどのようなポイントが重要なのか知ることができました。重度の障害を持つ人でも必ず意思があり、それをくみ取ることが大切であると学びました。
  • 意思のない人はいなく、全員が意思を持っているため、日常的に関わっている看護師として表情、バイタルサイン、筋緊張の有無など観察を行い、思いを汲み取っていける関わりをしていきたいと研修を通して今以上に感じることができました。
  • 意識障害のある重症心身障害児の方は意思決定ができないと思っていましたが、今回の研修で誰にでも意思はあり意思決定できるよう様々な視点から関わっていくことが大切であると学ぶことができました。グループワークでも他施設の取り組みを聞くことができて有意義な時間になりました。
  • 又村先生のお話しをもっと聞きたいと思いました。今後の看護に活かしていきたい。職場全員で聞きたい内容でした。