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平成24年度の研修実施報告
平成24年度 研修一覧 | |
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認定看護師教育課程「感染管理コース」 | 平成24年9月24日(月曜日)~平成25年3月14日(木曜日) |
看護研究論文を読むための統計解析 | 平成24年7月23日(月曜日)~7月24日(火曜日) 2日間 |
看護研究 | 平成24年7月25日(水曜日)~7月27日(金曜日) 3日間 |
せん妄ケア | 平成24年8月30日(木曜日)~8月31日(金曜日) 2日間 |
感染症看護専門看護師のためのフォローアップ研修 | 平成24年9月1日(土曜日) 1日間 |
院内教育 | 平成24年9月18日(火曜日)~9月19日(水曜日) 2日間 |
小児看護の臨床における倫理的課題 | 平成24年10月18日(木曜日) 1日間 |
国際保健・国際看護 | 平成25年1月10日(木曜日) 1日間 |
感染管理看護学と研究 | 平成25年3月15日(金曜日) 1日間 |
認定看護師教育課程「感染管理コース」
研修目的
医療関連感染の予防と管理の実践に必要な専門的知識と高度な技術を持ち、組織横断的な役割を担うことのできる感染管理認定看護師を育成し、安全な医療に貢献する。
研修期間
平成24年9月24日(月曜日)~平成25年3月14日(木曜日) 6ヶ月間
看護研究論文を読むための統計解析
※平成24年7月23日(月曜日)~7月24日(火曜日)に聴講1名を含む46名が受講し終了しました。
担当講師
- 柏木 公一(准教授)
研修目的
看護研究論文の結果を自分で解釈するために基本的な知識をつけ、実際に論文を読み使われている図表や統計解析の意味を理解する。
研修目標
- 記述統計や図表をみてどのような意味があるかが分かる。
- 統計手法が使われている看護研究論文の結果を理解できる。
受講者の所属施設
国立高度専門医療研究センター |
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●国立がん研究センター中央病院 ●国立がん研究センター東病院 ●国立国際医療研究センター病院 ●国立国際医療研究センター国府台病院 ●国立精神・神経医療研究センター ●国立成育医療研究センター ●国立長寿医療研究センター |
ハンセン病療養所 |
●国立療養所多磨全生園 ●国立駿河療養所 |
国立病院機構 |
北海道東北 関東信越 近畿 中国四国 九州 |
研修の様子
受講者の感想
- 統計に関する基礎的知識について改めて学ぶことができました。論文の読み方、統計の解析について興味を持って考えることが出来、今後じっくりと論文を読みたいという気持ちが高まりました。
- 研究を読み解くためには、統計や図表の意味が重要であったことを初めて知りました。初めて知る言葉も多く知識不足も痛感しましたが、とても勉強になりました。実際の論文を読みながらのワークだったので、自分がどのくらい学んだかを振り返りながら行えて理解が深まりました。2日間とても有意義に勉強が出来ました。
- 一つ一つ丁寧に理解を確認しながらすすめていただけたので、とても分かりやすく今後に生かせそうです。統計って聞くだけで正直受け付けなかったのですが、統計アレルギーがなくなりました。今後は論文など読む際には積極的に見て行きたいと思いました。統計読めるってかっこいいと思いました。
看護研究(研究課程部・臨床看護研究推進センター・研修部共催)
※平成24年7月25日(水曜日)~7月27日(金曜日)に聴講5名を含む51名が受講し終了しました。
担当講師
- 小澤 三枝子(教授/臨床看護研究推進センター長)
- 西岡 みどり(教授/研修部長)
- 天谷 真奈美(教授)
- 亀岡 智美(教授)
- 来生 奈巳子(教授)
- 柏木 公一(准教授)
研修目的
文献を臨床で活用したり、自分で研究を行ったりする上で必要な、研究の基本について学ぶ。先行研究の検索とクリティークによって既知の事柄と未知の事柄を整理することの重要性を理解するとともに、真実へのアプローチには様々な方法があることを学ぶ。また、研究倫理の重要性と各種倫理指針について理解する。
研修目標
- 看護研究の目的と意義を理解する。
- 看護研究の倫理について理解する。
- 文献検索の目的・意義と具体的な検索方法を理解する。
- 様々な研究デザインがあることを知り、それぞれの特徴を理解する。
- 量的研究のクリティークについて理解する。
- 質的研究、介入研究、観察研究、質問紙調査法について具体的手法を理解する。
受講者の所属施設
国立高度専門医療研究センター |
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●国立がん研究センター中央病院 ●国立がん研究センター東病院 ●国立国際医療研究センター病院 ●国立国際医療研究センター国府台病院 ●国立精神・神経医療研究センター ●国立成育医療研究センター ●国立長寿医療研究センター |
ハンセン病療養所 |
●国立療養所多磨全生園 |
国立病院機構 |
北海道東北 関東信越 東海北陸 近畿 中国四国 九州 |
研修の様子
受講者の感想
- 講師の先生の説明はすごくわかりやすかったです。苦手だと思っていた研究ですが、きちんと目的・意義がわかり取り組みやすく感じられるようになりました。講師の先生方がとても明るくハツラツとしておられ3日間元気をもらいました。
- 研究をやりたいと思いながらどこから手をつけていいかわからず、なかなかできずにいました。今回の研修は他のどのセミナーよりわかりやすく、かつ具体的で良かったです。研究してみようって思えました。また、研究を臨床に活かすこと、臨床を研究にもっていくことの大切さも学べました。
- 文献検索をする事が大切だとわかりました。「患者さんにこうなってるのは何故だろう」とか「どうしてかな」という視点で文献検索をしていきたいと思いました。とにかく、なんだか、研究をしたいと思えるようになってよかったです。
- 研究って知れば知るほどおもしろいと思いました。もっと知りたいです。他のスタッフにも、ぜひ参加してもらいたいと思いました。この研修を受けてから研究に取り組むとまったく違うと思いました。
せん妄ケア
※平成24年8月30日(木曜日)~8月31日(金曜日)に73名が受講し終了しました。
担当講師
- 綿貫 成明(教授)
研修目的
せん妄発症の予防または早期発見・対処に必要な基礎知識を理解し、効果的な患者ケアの方針に役立つ考え方を学ぶ。
研修目標
- せん妄ケアの意義、診断・アセスメントに必要な基礎知識について理解する。
- せん妄発症のリスク因子(素因子・促進因子・直接因子)と整理のしかたについて理解する。
- せん妄の予測・予防と発症時に必要なアセスメントとケアの基本的な考え方を理解する。
- せん妄ケアの病棟内・病院内での組織的な体制作りについて考察する。
受講者の所属施設
国立高度専門医療研究センター |
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●国立がん研究センター中央病院 ●国立がん研究センター東病院 ●国立国際医療研究センター病院 ●国立国際医療研究センター国府台病院 ●国立長寿医療研究センター |
国立病院機構 |
北海道東北 関東信越 東海北陸 近畿 中国四国 九州 |
研修の様子
受講者の感想
- わかりやすい説明をして頂きとても勉強になりました。今後、当病棟でも活かせるよう努力していきたいと思います。
- 今までせん妄について全く理解していなかったことに気づかされました。転倒や自己抜去の予防についてばかり考えていて、患者の気持ちやせん妄予防について考えてなかったので、とても勉強になりました。
- 日頃、自分の病棟で行っている、せん妄看護を見直し、問題点や課題について認識することができました。せん妄についての知識を深めることもでき、参加させて頂いて良かったと改めて思いました。
- これからはせん妄のアセスメントツールを浸透させ、看護を改善していかなければならないと思いました。
- 日々、せん妄患者と関わりを改めてふり返るきっかけになりました。自分自身で患者にしてはいけないことを、実際にしてしまっていました。患者の思い・感情を共感していませんでした。患者との関わりの中で、せん妄を悪化させない方法を知る事が出来て良かったと思います。
- 日頃、自分の病棟で行っているせん妄看護を見直し、問題点や課題について認識することができました。せん妄についての知識を深めることもでき、参加させて頂いて良かったと改めて思いました。
感染症看護専門看護師のためのフォローアップ研修(研究課程部・研修部共催)
※平成24年9月1日(土曜日)に4名が受講し終了しました。
担当講師
- 西岡 みどり(教授)
研修目的
感染症看護専門看護師としての知識および技術の維持向上を図る。
研修目標
- 感染管理および感染症看護に関する次の事例を検討し、高度な看護実践について考察できる。
- 実践事例
- コンサルテーション事例
- コーディネーション事例
- 倫理調整事例
- 感染症看護専門看護師としての活動成果や今後の活動目標を共有できる。
受講者の所属施設
国立高度専門医療研究センター |
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●国立がん研究センター中央病院 |
国立病院機構 |
関東信越 |
研修の様子
受講者の感想
- 事例検討では、日常的に対応しているような事例であっても、その判断の根拠や実践の成果について振り返ることが本当に重要だと思いました。第三者からの指摘は自身が気づかなかった点を振り返るのによい機会になりました。今回の研修のように、自身の実践が科学的根拠に基づいた最善の選択であったかどうかを振り返ることや、患者対応や倫理調整において理論を用いて判断の根拠として適切であったかを検討することは、今後の高度看護実践に繋がっていく大切な活動だと思います。そのため、修了生が自主的に事例検討会等の勉強会を運営していくことも必要だと思います。今回このような機会を設けてくださり、心から感謝いたします。
- 事例検討では、実際に臨床現場でご活躍されている感染症看護専門看護師の方々や先生のご助言のもとに感染症看護における卓越性のある看護の理解を深めることができました。また、高度な知識・技術を用いたアセスメント、実践、評価、課題などの実践事例の具体的な構成と表現方法を学ぶことができました。コンサルテーション、コーディネーション、倫理調整に関する事例報告では、主旨の選択と方向性を修正することができました。この研修の学びを活かして、高度な看護実践を勧めるとともにその内容を伝える際は、解りやすくシンプルかつ論理的な文章で表現できるよう努力したいと思います。ご指導いただきありがとうございました。
- 経験したことのない事例の共有は、今後のCNSとしての実践に非常に役立つと思います。事例を共有することで、CNSとしての考え方や看護観を磨くことができると思います。
院内教育
※平成24年9月18日(火曜日)~9月19日(水曜日)に聴講2名を含む99名が受講し終了しました。
担当講師
- 亀岡 智美(教授)
- 宮首 由美子(講師)
研修目的
自施設の院内教育プログラムを評価・改善するために必要な基本的知識と方法を学ぶ。
研修目標
- 院内教育プログラムの評価・改善に必要な基本的知識を理解する。
- 院内教育プログラムの評価・改善の実際を理解する。
- 各施設において院内教育プログラムを評価・改善していくための課題を明確化する。
受講者の所属施設
国立高度専門医療研究センター |
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●国立がん研究センター中央病院 ●国立がん研究センター東病院 ●国立国際医療研究センター病院 ●国立精神・神経医療研究センター |
ハンセン病療養所 |
●国立療養所多磨全生園 ●国立療養所長島愛生園 |
国立病院機構 |
北海道東北 関東信越 東海北陸 近畿 中国四国 九州 |
研修の様子
受講者の感想
- これまで行ってきた院内教育プログラムの評価方法等について、多くのことを学べました。とてもわかりやすく、ご講義いただきました。次年度も是非開講していただきたいです。
- 教育プログラムの評価・改善の基礎知識を学ぶことができました。本には載っていない、先生の話も役立つことがあり学びになりました。
- とても深い深い学びがあった研修でした。職場にもどって教育のプログラムを見直したいと思います。多くの学びがありました。
- 前任者が立案していた計画を漫然と行っていた、自分の情けなさを思い知りました。教育に対する知識不足、自信のなさを感じながら自己学習することから逃げていました。今回の研修で改善点が明らかになったので、直ぐ実践します。
- 施設から2名の参加というのはとても力になり、実践に結びつくと思います。講義内容はすべて納得できることでした。これをどう実践していくか、これまで同様の研修を受けた人がいつも実践しきれていない現状を打破するため、覚悟を決めて頑張ります。
- 2名以上で参加させてもらって、大変良かったです。最後のGWで、いろいろな施設の先輩教育委員の方と話せてよかったです。自分がロールモデルになり、施設の教育レベルがわずかでも向上していけるよう、この研修を活かしていきたいです。それにしても奥が深いと思いました。
小児看護の臨床における倫理的課題
※平成24年10月18日(木曜日)に聴講2名を含む33名が受講し終了しました。
担当講師
- 来生 奈巳子(教授)
研修目的
倫理に関する基礎知識を学び、倫理的感受性を高めることによって日常的な臨床場面における倫理的課題を認識するとともにその解決方法を学ぶ。
研修目標
- 看護倫理に関する基礎知識を習得する。
- 「倫理的であること」について理解する。
- 子どもの権利について理解する。
- 日常的な臨床場面における倫理的課題の解決方法を理解する。
受講者の所属施設
国立高度専門医療研究センター |
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●国立がん研究センター中央病院 ●国立国際医療研究センター病院 ●国立循環器病研究センター ●国立成育医療研究センター |
国立病院機構 |
北海道東北 関東信越 東海北陸 近畿 中国四国 九州 |
研修の様子
受講者の感想
- 講師の先生の下準備、知識の豊富さに感心しました。倫理的問題が複雑なケースに病棟看護師が参加できず、医師や管理者だけで話し合いがもたれる場合がありました。このようなケースにも看護師が参加できるようになるための知識・訓練が必要だと日々思っていたため、今回の研修は今後も重要な意義をもつと思います。
- とても分かりやすい講義内容で、「看護倫理」についてしっかり考え学ぶことが出来ました。ディスカッションや事例発表を通し、自分だけでなく他の参加者の意見を聞き学びを深められました。明日からの臨床の中で、活かせるようにケースカンファレンスの開催など行っていこうと思います。
- 今年度、自己の課題として病棟の倫理観について取り組んでいる為とても参考になりました。ケアについての話がスタッフとよく出来るようになってきているので、今後は今日の学習をしっかり取り入れたディスカッションをしていこうと思います。今回、トンプソンの10ステップモデルを検討学習できたので、引き続き分析の件数を増やして習得していこうと思います。
- 大変勉強になりました。現場での倫理的な課題を認識し、まだまだ解決しなければならないことがあると気づかされました。また、改めて子供の権利を考えることができました。今回学ばせていただいたことを病棟スタッフに伝達し、よりよい小児看護を子供に提供できるよう努めていきたいと思います。
国際保健・国際看護
※平成25年1月10日(木曜日)に8名が受講し終了しました。
担当講師
- 樋口 まち子(教授)
研修目的
国際保健・国際看護の倫理と活動の実際を知る。
研修目標
- 国際保健・国際看護倫理を学ぶ。
- 看護活動の対象と支援機関を知る。
- 国内の国際化と看護活動について知る。
受講者の所属施設
国立高度専門医療研究センター |
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●国立がん研究センター中央病院 ●国立国際医療研究センター病院 |
国立病院機構 |
北海道東北 関東信越 九州 |
研修の様子
受講者の感想
- グループワークの事例で、問題解決のためには広い視野と知識が必要なことを改めて実感しました。自分の価値観にとらわれず、他者の価値観や尊厳することの大切さを学ぶことができました。
- 先生の経験なども講義の中に取り入れられており、学びが深まりました。
- どうしても「英語」と言ったものに目を向けがちでしたが、対象は同じ人であり、提供するものも看護です。今、自分にとって大切なのは看護について学びを深め、多くの人々とコミュニケーションを図り、多様な価値観を知ることだと思いました。
- 日々の看護の中に「国際性」も含まれている、日々いい看護が出来ていないと、世界でもいい看護ができない、という考えがとても印象に残りました。
感染管理看護学と研究(研究課程部・研修部共催)
※平成25年3月15日(土曜日)に13名が受講し終了しました。
担当講師
- 西岡 みどり(教授)
- 森 那美子(講師)
研修目的
感染管理看護学における研究について理解し、感染管理や感染症看護の分野におけるエキスパートとしての知識および技術の維持向上を図る。
研修目標
- 感染管理および感染症看護に関する活動成果を可視化する手法についての概要を理解する。
- 感染管理および感染症看護に関する国内外の研究論文の読み方を理解する。
受講者の所属施設
国立高度専門医療研究センター |
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●国立国際医療研究センター病院 ●国立国際医療研究センター国府台病院 |
国立病院機構 |
関東信越 |
研修の様子
受講者の感想
- 研究論文に対してとても苦手意識がありましたが、この研修でやってみたいという方へ傾きました。論文を仕上げるためにする努力は図り知れないと思いますが、達成感を得る物の大きさを知りました。貴重な研修に参加させて頂き良かったです。ありがとうございました。
- とても分かり易かったです。研究方法においても改めて理解することが出来ました。英語論文において、今まで1文ずつ訳す事を日課にしてきましたが、本当に進み具合が悪かったと思います。本日参加する事が出来ましたので論文について再度取り組んで、次年度合格を目指して行きます。このような機会がありましたら、再度教えて頂ければ幸いです。ありがとうございました。
- 研究論文の批判的な読み方、英論文を読み解く貴重なポイントがよく解りました。改めて整理することが出来ました。また、修士論文の発表も大変勉強になりました。