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平成27年度の研修実施報告

更新日:2016年6月10日

平成27年度 研修一覧
保健師助産師看護師実習指導者講習会 平成27年11月16日(月曜日)~12月18日(金曜日)
平成28年1月12日(火曜日)~2月2日(火曜日)
フィジカルアセスメントの基本的手技 平成27年8月4日(火曜日)~8月5日(水曜日)
感染管理認定看護師・感染症看護専門看護師の
ための短期研修「実践活動を可視化しよう!」
平成27年8月27日(木曜日)~8月28日(金曜日)
看護研究 平成27年9月2日(水曜日)~9月4日(金曜日)
最新看護ケア講座
どこが変わった?今はこうする!看護ケア
平成27年9月10日(木曜日)~9月11日(金曜日)
小児看護の臨床における倫理的課題 平成27年9月24日(木曜日)~9月25日(金曜日)
院内教育 平成27年9月30日(水曜日)
認知症高齢者の看護 日本人の死生観から考える 平成27年10月6日(火曜日)~10月8日(木曜日)
がん化学療法中の心身の安定をめざす身体活動 平成27年10月22日(木曜日)~10月23日(金曜日)
がん化学療法看護認定看護師フォローアップ研修 平成27年12月10日(木曜日)~12月11日(金曜日)

フィジカルアセスメントの基本的手技

※平成27年8月4日(火曜日)~5日(水曜日)に90名が受講し終了しました。

担当講師

  • 飯野 京子(国立看護大学校 教授)
  • 綿貫 成明(国立看護大学校 教授)
  • 演習支援 臨床教員

研修目的

フィジカルアセスメントの基本的手技である「視診・触診・打診・聴診(Inspection,Palpation,Percussion,Auscultation;IPPA)」を活用し、全身に系統的に各基本手技を適用する方法を学ぶ。

研修目標

  1. 看護アセスメントにおけるフィジカルアセスメントの位置づけを理解する。
  2. IPPAを行うための解剖学的位置(ランドマーク)を理解する。
  3. IPPAの基本的手技と物品を理解する。
  4. 胸部(肺・乳房)の系統的なIPPAを理解する。
  5. 心血管系の系統的なIPPAを理解する。
  6. 腹部の系統的なIPPAを理解する。
  7. 頭頸部の系統的なIPPAを理解する。
  8. 神経系の系統的なIPPAを理解する。
  9. 筋骨格系の系統的なIPPAを理解する。

受講者の所属施設

国立高度専門医療研究センター
●国立がん研究センター中央病院 ●国立がん研究センター東病院
●国立循環器病研究センター ●国立国際医療研究センター病院
●国立国際医療研究センター国府台病院 ●国立精神・神経医療研究センター病院
国立病院機構

北海道東北
●北海道医療センター ●旭川医療センター ●青森病院 ●岩手病院

関東信越
●水戸医療センター ●茨城東病院 ●高崎総合医療センター附属高崎看護学校 ●沼田病院
●西埼玉中央病院 ●埼玉病院 ●東京医療センター ●災害医療センター ●東京病院
●村山医療センター ●久里浜医療センター ●相模原病院 ●信州上田医療センター
●小諸高原病院

東海北陸
●静岡医療センター ●名古屋医療センター

近畿
●京都医療センター ●姫路医療センター附属看護学校

中国四国
●広島西医療センター ●四国こどもとおとなの医療センター ●四国がんセンター

九州
●嬉野医療センター

 

研修の様子

  • フィジカルアセスメントの基本的手技 1

  • フィジカルアセスメントの基本的手技 2

  • フィジカルアセスメントの基本的手技 3

 

受講者の感想

  • フィジカルアセスメントの手技は、看護の基本でありどこの分野でも重要になることなので今回の研修を通してフィジカルアセスメントについて学びを深めることができた。今後学びをしっかり臨床で生かしていき、自分の看護をさらに深めていきたいと思った。
  • フィジカルアセスメントを行う上で解剖がとても大切なことがよくわかった。実践に基づいた演習もとてもよい学びとなった。自分が働いている科以外の領域のフィジカルアセスメントを学ぶ ことが出来、全身をみるという面で日々の業務に生かしていきたいと思った。
  • シミュレーター、模型など実際に見ることで理解が深まりました。

感染管理認定看護師・感染症看護専門看護師のための短期研修「実践活動を可視化しよう!」

※平成27年8月27日(木曜日)~28日(金曜日)に130名が受講し終了しました。

担当講師

  • 西岡 みどり(国立看護大学校 教授)
  • 森 那美子(国立看護大学校 准教授)
  • 網中 眞由美(国立看護大学校 講師)
  • KIMIKO(一般社団法人ポスチュアウォーキング協会 会長) 他

研修目的

感染管理や感染症看護の分野における高度実践看護活動を可視化する方法を学ぶ。

研修目標

  1. 感染管理・感染症看護の高度実践活動を可視化する方法について理解する。
  2. 感染管理・感染症看護の高度実践活動に必要な分子疫学について理解する。
  3. 高度実践看護師としての誠実さについて理解する。
  4. 高度実践看護師としての効果的な立ち居振る舞いを身に付ける。

受講者の所属施設

国立高度専門医療研究センター
●国立がん研究センター中央病院 ●国立がん研究センター東病院
●国立国際医療研究センター病院 ●国立国際医療研究センター国府台病院
ハンセン病療養所
●国立療養所多磨全生園
国立病院機構

北海道東北
●北海道がんセンター ●北海道医療センター ●弘前病院 ●仙台医療センター

関東信越
●水戸医療センター ●霞ヶ浦医療センター ●高崎総合医療センター ●沼田病院 ●埼玉病院
●東埼玉病院 ●千葉東病院 ●東京医療センター ●災害医療センター ●東京病院
●横浜医療センター ●久里浜医療センター ●箱根病院 ●神奈川病院 ●西新潟中央病院
●新潟病院信州 ●上田医療センター

東海北陸
●金沢医療センター ●天竜病院 ●名古屋医療センター

近畿
●東近江総合医療センター ●宇多野病院 ●刀根山病院

中国四国
●岡山医療センター ●南岡山医療センター ●福山医療センター ●岩国医療センター
●柳井医療センター ●東徳島医療センター

研修の様子

  • 感染管理認定看護師・感染症看護専門看護師のための短期研修「実践活動を可視化しよう!」 1

  • 感染管理認定看護師・感染症看護専門看護師のための短期研修「実践活動を可視化しよう!」 2

  • 感染管理認定看護師・感染症看護専門看護師のための短期研修「実践活動を可視化しよう!」 3

 

受講者の感想

  • 高度な内容で、学びたい事柄がたくさん折り込まれていて充実していた。
  • 教育課程を受講した時よりも、今の実践と結びつけて学べたことで理解をふかめる事ができた。
  • 微生物学や統計学、疫学の手法をどのように研究へ結びつけていくのか実例を示しながらの解説が大変参考になった。
  • グループワークではお互いの悩みを共有する事ができ、実践活動へのヒントをもらうことが できた。

看護研究(臨床看護研究推進センター・研修部共催)

※平成27年9月2日(水曜日)~4日(金曜日)に聴講生7名を含む75名が受講し終了しました。

担当講師

  • 小澤 三枝子(国立看護大学校 臨床看護研究推進センター長・教授)
  • 亀岡 智美(国立看護大学校 研究課程部長・教授)
  • 来生 奈巳子(国立看護大学校 教授)
  • 西岡 みどり(国立看護大学校 教授)
  • 柏木 公一(国立看護大学校 准教授)

研修目的

文献を臨床で活用したり、自分で研究を行ったりする上で必要な、研究の基本について学ぶ。先行研究の検索とクリティークによって既知の事柄と未知の事柄を整理することの重要性を理解するとともに、真実へのアプローチには様々な方法があることを学ぶ。また、研究倫理の重要性と各種倫理指針について理解する。

研修目標

  1. 看護研究の目的と意義を理解する。
  2. 看護研究の倫理について理解する。
  3. 文献検索の目的・意義と具体的な検索方法を理解する。
  4. 様々な研究デザインがあることを知り、それぞれの特徴を理解する。
  5. 量的研究のクリティークについて理解する。
  6. 質的研究、介入研究、観察研究、質問紙調査法について具体的手法を理解する。

受講者の所属施設

国立高度専門医療研究センター
●国立がん研究センター中央病院 ●国立がん研究センター東病院
●国立循環器病研究センター ●国立国際医療研究センター病院
●国立国際医療研究センター ●国府台病院国立成育医療研究センター
ハンセン病療養所
●国立療養所松丘保養所 ●国立療養所多磨全生園
国立病院機構

北海道東北
●北海道医療センター ●北海道医療センター附属札幌看護学校 ●旭川医療センター
●弘前病院 ●青森病院 ●盛岡病院 ●あきた病院

関東信越
●西群馬病院 ●西埼玉中央病院 ●埼玉病院 ●東埼玉病院 ●災害医療センター ●東京病院
●村山医療センター ●久里浜医療センター ●相模原病院 ●信州上田医療センター

東海北陸
●天竜病院 ●静岡医療センター ●名古屋医療センター ●東名古屋病院 ●東尾張病院

近畿
●京都医療センター ●大阪医療センター

中国四国
●米子医療センター ●岡山医療センター ●福山医療センター ●岩国医療センター

研修の様子

  • 看護研究 1

  • 看護研究 2

  • 看護研究 3

 

受講者の感想

  • 教科書の自己学習は用語が難しいが、講義は例えもあり、とてもわかりやすかった。
  • 研究とはより良い看護を提供するためと研究概論で学び、自発的に研究を行いたいと意欲が沸いた。
  • 実際に研究に取り組んでいるので、自分のことと照らし合わせながら講義を理解することができた。
  • 介入研究と観察研究について、特にデータをどのように整理するか、どのような統計学を学べばよいかがわかった。また、研究論文のまとめ方が理解できた。
  • まとめのグループワークでは、情報交換や不明点の再確認ができ、大変有意義だった。

最新看護ケア講座 どこが変わった?今はこうする!看護ケア

※平成27年9月10日(木曜日)~11日(金曜日)に69名が受講し終了しました。

担当講師

  • 川西 千惠美(国立看護大学校 教授)
  • 網中 眞由美(国立看護大学校 講師)
  • 永田 文子(国立看護大学校 講師)
  • 須藤 恭子(国立看護大学校 助教)

研修目的

これまで行なわれてきているいくつかの看護ケアに関して、どこがどうして変わったのか、理由とともに「今はこうする」を学びます。

研修目標

看護ケアにもEBN(Evidence Based Nursing)が重要だと言われています。学生時代に習った時のままの知識や、臨床で先輩看護師から教えてもらった時のままの知識をEBNに基づきブラッシュアップしていきます。

受講者の所属施設

国立高度専門医療研究センター
●国立がん研究センター中央病院 ●国立がん研究センター東病院
●国立循環器病研究センター ●国立精神・神経医療研究センター病院
●国立国際医療研究センター病院 ●国立国際医療研究センター国府台病院
ハンセン病療養所
●国立療養所多磨全生園
国立病院機構

北海道東北
●北海道医療センター ●旭川医療センター ●青森病院

関東信越
●水戸医療センター附属桜の郷看護学校 ●霞ヶ浦医療センター ●沼田病院 ●西埼玉中央病院
●埼玉病院 ●東埼玉病院 ●千葉医療センター ●下総精神医療センター ●東京医療センター
●災害医療センター ●東京病院 ●村山医療センター ●横浜医療センター ●久里浜医療センター
●相模原病院 ●西新潟中央病院 ●甲府病院 ●東長野病院 ●信州上田医療センター

東海北陸
●静岡医療センター ●名古屋医療センター

近畿
●京都医療センター

中国四国
●徳島病院 ●四国がんセンター

九州
●熊本再春荘病院 ●西別府病院

研修の様子

  • 最新看護ケア講座 どこが変わった?今はこうする!看護ケア 1

  • 最新看護ケア講座 どこが変わった?今はこうする!看護ケア 2

  • 最新看護ケア講座 どこが変わった?今はこうする!看護ケア 3


受講者の感想

  • 最新の機材、知識に触れる機会ができ、非常に勉強になりました。理由のあるもの、病院で実施されているけど根拠が明示されていないもの等々、普段の業務をあらためて見直してみたいと思いました。
  • 産休、育休によるブランクに加え、重心病棟での勤務が長くなっていたため最新の看護というところから離れ、経験も不足していて、いつも不安を感じていました。今回の研修は、根拠に基づいて“やらなくてもよい”、”必要だ“というのがとてもわかりやすく、先生方のご指導もあたたかく、久しぶりに研修に参加となった私にとって、安心して研修を送ることができ、ありがたいものでした。
  • 看護師20年以上の方は、研修に参加する機会が少なくなっていると思います。ベテランといわれる方々にも楽しんで、そして勉強になる研修があると良いと感じました。
  • 平成元年に免許をとり、その後10年程度看護から離れていました。看護師復帰後持っていた疑問、手技の矛盾も現場の方法を行なう中で忘れていました。妥協している部分に学生の疑問と重なることも多いと思います。疑問解決と妥協点の解明のためにエビデンスに加え自らの研究が必要だったと改めて思い出すとともに、意外と身近なところに研究課題があることに気付けました。

小児看護の臨床における倫理的課題

※平成27年9月24日(木曜日)~25日(金曜日)に44名が受講し終了しました。

担当講師

  • 来生 奈巳子(国立看護大学校 教授)

グループワーク支援

  • 遠藤 数江(国立看護大学校 准教授)
  • 林原 健治(国立看護大学校 助教)

研修目的

倫理に関する基礎知識を学び、倫理的感受性を高めることによって小児看護の臨床場面における倫理的課題を認識するとともにその解決方法を学ぶ。

研修目標

  1. 倫理に関する基礎知識を修得する。
    1. 倫理とは何か理解する。
    2. 看護倫理の原則を理解する。
    3. 子どもの権利について理解する。
    4. プレパレーションについて理解する。
  2. 小児看護の臨床場面における倫理的課題の解決方法を理解する。
    1. 倫理的課題を明確化する。
    2. 倫理的課題を解決するための方法を理解する。
    3. 小児看護の臨床場面における倫理的課題について倫理的思考方法を用いて解決策を検討する。

受講者の所属施設

国立高度専門医療研究センター
●国立がん研究センター中央病院 ●国立循環器病研究センター
●国立精神・神経医療研究センター病院 ●国立国際医療研究センター病院
●国立国際医療研究センター国府台病院 ●国立成育医療研究センター
国立病院機構

北海道東北
●北海道医療センター ●青森病院 ●山形病院附属看護学校

関東信越
●埼玉病院 ●千葉医療センター ●甲府病院 ●信州上田医療センター

東海北陸
●三重中央医療センター附属三重中央看護学校

近畿
●姫路医療センター附属看護学校

中国四国
●鳥取医療センター ●岡山医療センター ●福山医療センター

九州
●嬉野医療センター ●鹿児島医療センター附属看護学校

研修の様子

  • 小児看護の臨床における倫理的課題 1

  • 小児看護の臨床における倫理的課題 2

  • 小児看護の臨床における倫理的課題 3

 

受講者の感想

  • 様々な病院の現状を聞くことや対策を共有していくことで今後の小児看護について考える機会となった。事例を基に倫理について考えることができ、改めてその時の問題点が確認できた。
  • 倫理的課題を解決するための方策の10ステップモデルを使用し、グループワークを行い理解を深めることが出来た。10のグループの事例を聞き、実際の自分の施設でもモヤモヤ感じている事の内容もあり、解決策等含めとても参考になり、活かしていける内容となった。「倫理的な感性」を磨き日々の看護で立ち止まって考えていけるようにリーダーシップとって、取り組んでいきたい。とても参考になる研修になりました。
  • 小児にフォーカスを当てた倫理を学ぶ場があまりないのでとても良い学びができた。他施設の現状を知ることができて、刺激が得られました。

院内教育

※平成27年9月30日(水曜日)に聴講1名を含む79名が受講し終了しました。

担当講師

  • 亀岡 智美(国立看護大学校 研究課程部長・教授)

研修目的

院内教育プログラムの展開に必要な基本的知識を学び、その企画運営に携わる者としての自己の課題を明確化する。

研修目標

  1. 看護継続教育、院内教育の意義を理解する。
  2. 院内教育の対象となる看護師の特徴を理解する。
  3. 院内教育プログラムを立案・実施・評価する過程の概要を理解する。
  4. 看護師の自律的な学習促進と院内教育の充実に不可欠な要素を理解する。
  5. 所属施設院内教育の企画運営に携わる者としての自己の課題を明確化する。

受講者の所属施設

国立高度専門医療研究センター
●国立がん研究センター中央病院 ●国立がん研究センター東病院
●国立循環器病研究センター ●国立国際医療研究センター病院
●国立国際医療研究センター ●国府台病院国立成育医療研究センター
国立病院機構

北海道東北
●北海道医療センター ●旭川医療センター ●帯広病院 ●弘前病院 ●青森病院 ●あきた病院

関東信越
●水戸医療センター ●霞ヶ浦医療センター ●高崎総合医療センター ●東埼玉病院
●千葉医療センター ●千葉東病院 ●下総精神医療センター ●東京医療センター
●災害医療センター ●村山医療センター ●横浜医療センター ●久里浜医療センター
●相模原病院 ●西新潟中央病院 ●甲府病院東 ●長野病院

東海北陸
●富山病院 ●金沢医療センター ●医王病院 ●長良医療センター ●天竜病院
●静岡医療センター ●名古屋医療センター ●東名古屋病院 ●東尾張病院 ●橋医療センター

近畿
●京都医療センター ●和歌山病院

中国四国
●鳥取医療センター ●岡山医療センター ●福山医療センター ●賀茂精神医療センター
●岩国医療センター ●東徳島医療センター ●四国こどもとおとなの医療センター
●四国がんセンター

九州
●長崎病院

研修の様子

    • 院内教育 1

    • 院内教育 2

    • 院内教育 3


受講者の感想

  • 今まで研修計画を立案する際に内容をすぐに考えていたが、目的・目標が大切であることを学んだ。自分がローモデルになれるよう、今後も自己評価を行って目標を立てて前に進んでいこうと思った。
  • 教育の考え方など振り返ることが出来た。少しずつでも実践できるようにしていきたいと思う。現場で活かせるよう努力をしていきたい。
  • 中身の濃い1日だった。何かを効率良く教えなければと思っていたが、背中を見せて育てるということの大切さも良くわかった。
  • グループワークで意見交換や情報の共有ができ、とても有意義だった。

認知症高齢者の看護 日本人の死生観から考える

※平成27年10月6日(火曜日)~8日(木曜日)に61名が受講し終了しました。

担当講師

  • 五條 しおり(国立看護大学校 教授)
  • 林 稚佳子(国立看護大学校 教授)
  • 岩野 正史(国立看護大学校 教授)
  • 丸藤 由紀(国立国際医療研究センター病院 認知症看護認定看護師)

研修目的

日本人の死生観を学び、高齢者看護の基盤とする。認知症高齢者に焦点をあて、その特徴と看護を理解したうえで、患者とその家族の思いを代弁し、権利を擁護するための自己の課題を明確にする。

研修目標

  1. 高齢者の特徴と看護について理解する。
  2. 認知症患者のケアの課題を明確にする。
  3. 認知症患者の基礎知識(病態生理、症状、診断、治療)について理解する。
  4. 認知症患者のケアについて理解する。
  5. 日本人の死生観を学び、高齢者の生や病に対する価値についての理解を深める。
  6. 高齢者の家族ケア、退院調整、社会保障制度をふまえた認知症高齢者のケアを考える。
  7. 高齢者における倫理的課題とケアについて理解する。
  8. 認知症患者に特有の倫理的課題(人工栄養の是非)の分析を通して、患者の思いを代弁する方法を理解する。
  9. 認知症患者に対する自己の課題と看護の方向性について考える。

受講者の所属施設

国立高度専門医療研究センター
●国立がん研究センター中央病院 ●国立がん研究センター東病院
●国立国際医療研究センター病院 ●国立国際医療研究センター国府台病院
ハンセン病療養所
●国立療養所粟生楽泉園 ●国立療養所大島青松園 ●国立療養所多磨全生園
国立病院機構

北海道東北
●北海道医療センター ●旭川医療センター ●青森病院 ●盛岡病院 ●あきた病院

関東信越
●沼田病院 ●西群馬病院 ●西埼玉中央病院 ●埼玉病院 ●東埼玉病院 ●千葉医療センター
●下総精神医療センター ●東京医療センター ●東京病院 ●村山医療センター
●横浜医療センター ●相模原病院 ●西新潟中央病院 ●信州上田医療センター

東海北陸
●静岡医療センター

近畿
●京都医療センター ●姫路医療センター附属看護学校

中国四国
●福山医療センター ●山口宇部医療センター ●東徳島医療センター
●四国こどもとおとなの医療センター附属善通寺看護学校

九州
●嬉野医療センター ●熊本再春荘病院 ●西別府病院

研修の様子

  • 認知症高齢者の看護 日本人の死生観から考える 1

  • 認知症高齢者の看護 日本人の死生観から考える 2

  • 認知症高齢者の看護 日本人の死生観から考える 3

 

受講者の感想

  • 今まで経験のある病棟だけの知識しかなかったが、他施設の看護師からの意見を聞くことができ学ぶことも多かった。また、自分の病棟や自分に不足している看護を明確にすることが出来貴重な体験が出来た。
  • 死生観や家族が患者の死に対する受容については、なかなか考えることがなかったので新鮮だった。日々の看護におけるジレンマや倫理的な面は答えが出ず難しかったが、今回のように様々な人が意見を出し合い現状況で最も良いと思われていることを考えていくことが大切なように感じた。
  • 全国の他の病院で働かれている方々と意見の交換が出来、自分の患者さんに関わる方法の視野が広がり、新たな課題も見つかった。
  • 今回の研修で様々な認知症に関する知識を学べ、グループワークで討論を行ったことはとてもよい機会になったと思う。また、自分たちが普段抱えている問題を共有し、考えることができた。

がん化学療法中の心身の安定をめざす身体活動

※平成27年10月22日(木曜日)~23日(金曜日)に31名が受講し終了しました。

担当講師

  • 外崎 明子(国立看護大学校 教授)
  • 下田 学(明治大学法学部兼任講師、本学「スポーツと健康」非常勤講師)
  • 三ヶ木 聡子(精神看護専門看護師)

研修目的

がん化学療法を受ける患者が心身の安定をはかるために必要な適切な身体活動についてその意義と支援方法を理解する。

研修目標

  1. がん化学療法中、治療後に必要とされる適切な身体活動量の意義と身体不活動に伴う問題点(サルコペニア、過体重/肥満等)について理解する。
  2. 身体活動量の評価方法と日常生活におけるさまざまな活動の活動強度を理解する。
  3. がん化学療法に伴う有害事象の中で心身の安定を妨げて身体活動を阻害する要因を理解し、身体不活動を予防する方法を理解する。
  4. がん化学療法中の患者が継続的に実践できる低強度の運動を理解する。

受講者の所属施設

国立高度専門医療研究センター
●国立がん研究センター中央病院 ●国立がん研究センター東病院
●国立国際医療研究センター病院 ●国立国際医療研究センター国府台病院
国立病院機構

北海道東北
●北海道医療センター

関東信越
●水戸医療センター ●沼田病院 ●埼玉病院 ●東埼玉病院 ●相模原病院 ●西新潟中央病院
●信州上田医療センター

近畿
●京都医療センター

中国四国
●松江医療センター

九州
●熊本医療センター ●熊本再春荘病院 ●西別府病院

研修の様子

  • がん化学療法中の心身の安定をめざす身体活動 1

  • がん化学療法中の心身の安定をめざす身体活動 2

  • がん化学療法中の心身の安定をめざす身体活動 3

 

受講者の感想

  • 日常の生活動作、身体活動がどれくらいの強度のものなのかを細かく理解することができた。資料がわかりやすく、化学療法中の患者にできる支援を考えることができた。
  • 実際に身体活動ということで体を動かしてみて臨床のケアに取り入れられるのではないかと感じた。また理学療法士へ介入依頼やケアの方向性を一緒に検討することを考えていきたいと思った。
  • 患者の身体的訴え・精神的訴えにおいて改めて考えさせられた。日々の看護の中でどうしても身体的苦痛に目を向けてしまいがちであったが、その訴えの背景は精神面があることを考え関わることで少しでも苦痛が軽減できるのではないかと思った。身体活動においても漠然としていた筋力低下に対する取り組みを具体的に理解することが出来た。
  • 他病院、他科看護師と話し合うことで知らない学びがたくさんあって学びがさらに深まった。

がん化学療法看護認定看護師フォローアップ研修

※平成27年12月10日(木曜日)~11日(金曜日)に49名が受講し終了しました。

担当講師

  • 飯野 京子(国立看護大学校 教授)
  • 竹村 玲子(国立看護大学校 教授)

研修目的

変化するがん化学療法の臨床において、がん化学療法における看護の役割を考えるとともに、課題を明確化する。
施設における自分自身の活動をふまえ、今後の活動の方向性を考える機会とする。

研修目標

  1. がん化学療法における看護の特徴、役割について考えを深め、活動を明確化する。
  2. 抗がん剤曝露対策の動向及びガイドラインについて理解する。
  3. 施設における抗がん剤の曝露対策の課題と方向性を考える。
  4. 皮膚・爪の障害、悪心・嘔吐等有害事象対策における認定看護師の役割を考える。
  5. 新薬の臨床応用における課題とチーム医療での関わりについて考える。
  6. 集学的治療を受けるがん患者に対する継続的な心理・社会的ケアの取り組み、診療報酬加算の観点から考える。
  7. 参加者の施設における活動成果や今後の活動目標を共有し、今後の活動の方向性を考える。

受講者の所属施設

国立高度専門医療研究センター
●国立がん研究センター中央病院 ●国立がん研究センター東病院
●国立国際医療研究センター病院
国立病院機構

北海道東北
●北海道医療センター ●旭川医療センター ●仙台医療センター

関東信越
●水戸医療センター ●栃木医療センター ●西群馬病院 ●西埼玉中央病院 ●東京医療センター
●災害医療センター ●横浜医療センター

東海北陸
●三重医療センター

近畿
●大阪医療センター ●大阪南医療センター ●神戸医療センター ●姫路医療センター
●南和歌山医療センター ●和歌山病院

中国四国
●松江医療センター ●浜田医療センター ●岡山医療センター ●広島西医療センター
●山口宇部医療センター ●岩国医療センター ●四国こどもとおとなの医療センター
●四国がんセンター高知病院

九州
●九州がんセンター ●九州医療センター ●長崎医療センター ●熊本再春荘病院
●大分医療センター ●別府医療センター南九州病院

研修の様子

  • がん化学療法看護認定看護師フォローアップ研修 1

  • がん化学療法看護認定看護師フォローアップ研修 2

  • がん化学療法看護認定看護師フォローアップ研修 3

受講者の感想

  • 各種ガイドラインや新薬など、新たな情報を吸収することができた。また、他施設での現状を知ることもでき、自施設の課題・自己の課題を認識する機会となった。
  • 新しいタイプの新薬が次々に開発され、作用機序が難しくなってきている。今回免疫チェックポイント阻害薬について学習することができ、大変勉強になった。
  • 他病院の認定看護師と話す機会があり、色々な気づきがあった。他施設での取り組みを参考に自施設でも活動していきたい。
  • 一度に複数の業者の製品を知ることができたので自施設に戻って導入を検討したいと思った。