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修了生 OB・OGインタビュー
更新日:2025年4月1日
「自身のブラッシュアップの場」
私は本学看護学部の6期生として学生時代を過ごし、卒業後は神経内科や精神科等の病棟で勤務していました。臨床経験を積む間に看護研究に触れる機会もあり、研究への興味が湧いたこと、また学部時代に良き仲間と出会い、良き学びを得られたと感じていたことから、本学の研究課程部への進学を決意しました。
研究課程部前期課程では、教員や他学生と双方向のやり取りをしながら学びを深めることができました。様々な分野で活躍している方々と話をすることで、新たな視点を得ることができ、自分のブラッシュアップにつながったと感じています。在学中、妊娠・出産というイベントも経験し、修了までに4年間かかりましたが、先生方の手厚い指導のもと、スタッフのメンタルヘルス支援に関する特別研究論文を書き上げられたことは、大きな自信にもなりました。
現在は病棟で時短勤務をしながら、学生指導や看護研究に携わっています。私の経験と学びが後進の育成の一助となるよう今後も励んでいきたいと思います。
精神看護学 2022年3月修了
山崎 汐里
「質の高いケアを提供するための理論と実践を学びました」
本学看護学部の10期生として卒業後、がん専門病院に8年間勤務しました。患者さんやご家族との関わりを通じてがん看護の専門的知識と技術の重要性を認識し、専門看護師として質の高いケアを提供したいという思いから研究課程部への進学を決意しました。
研究課程部前期課程では、がん看護に関する理論や技術、研究方法論を体系的に学びました。講義では臨床の出来事やその意味を教員や学生と話し合い、理論等に基づき現象として捉えなおすことで看護実践の意義を深く理解するきっかけになりました。また、食道がん術後患者と家族に関する研究を通じて、臨床での様々な疑問を科学的に探究したいと考えるようになりました。
現在はがん専門病院に復職し、倫理審査事務室での研究に係る業務とともに、がん看護専門看護師として病棟・外来において意思決定支援等を行っています。今後は、研究と実践を通じて得た知見を基に、より良い看護ケアのための提案を行っていきたいと考えています。
成人看護学(がん看護専門看護師教育課程) 2023年3月修了
松永 崇
「課題の克服に向けて、粘り強く取り組む姿勢を学びました」
私は看護師として働きながら、自己の看護実践の質向上に課題を感じていました。そのような時、看護実践の質に着目した研究論文と出会い、この論文を執筆した研究者に学びたいと考え、研究課程部前期課程に入学しました。前期課程を通して、研究の基礎的知識を学び、さらに自立して研究を遂行する力を身につけたいと考えたため、後期課程に進学しました。
後期課程の研究遂行にあたっては、さまざまな課題に直面しました。指導教員からの支援や課題克服に向けた自己の取り組みを通して、一言一句にこだわり、正確かつ適切な言葉を用いて思考を表現すること、多様な情報を吟味して意思決定を行い、その結果を引き受けること、困難な課題に直面しても諦めることなく、粘り強く丁寧に取り組む姿勢を学びました。今後は、質の高い看護実践の実現をめざし、次世代の育成にも貢献するとともに、その実現に資する研究成果の産出に取り組んでいきたいと考えています。
政策的機能看護学 看護教育学分野 後期課程 2024年3月修了
髙橋 聡子